ここにも書いたことがあるけど・・・
昨夜、高校の大先輩が亡くなられたと連絡をもらった・・・。
その前日のことだったと・・・。
心斎橋で、親の代からの宝石店をされていた。
彫刻家を志していた彼が、宝石やさんになろうと思った経緯を
楽しく聞かせていただいたのは去年の夏。
秋の彫刻展で、出品してた高校の担任だった先生と彼の話をした。
酒飲み友達で、仲良しなんだって・・・。
「○○さん(あたし)の話をしてたよ~。
素敵な男性、紹介しなくちゃ・・・」って言ってたよ・・・って(笑)
普通、宝石やさんって敷居が高くて入れないのに
そこは「こんにちは~♪」と入って、座ってたくさんお話をして、
満ち足りた心で「さよなら~♪」と帰れる宝石やさんだった。
去年、亜土のビーズ教室をやった喫茶店の前にあったお店。
偶然、亜土が話してて同じ高校の先輩だった。
すごく楽しい方で、時間が過ぎるのを忘れて話し込んでしまう。
そのすぐ後に、家族で滋賀に行った時に
佐川美術館で彼の師匠である、彫刻家・佐藤忠良氏の展示館を見つけ
写真をメールで送ったりしてた。
→2008.08.03
めちゃくちゃ穏やかな人で、
いろんな事を知っていて
モノを作ることが大好きで、
彼の持つもの、道具や道具箱・・・ひとつひとつがたまらなく魅力的で
それをいとおしそうに、大切に使ってる彼が
たまらなく魅力的な人でした。
そんな彼のこだわりが大好きでした。
最後にお会いしたのが、去年の秋。
春に1度、電話をいただいてお話もしたけど、
忘れた頃にメールをやりとりしてたのだけど、
まさか・・・
ほんとにまさか・・・です。
病気が発覚してから1ヶ月だったと・・・。
亜土が息子さんから話を聞けたと、教えてくれました。
いつも、そこに行けば会えると思ってた。
いつでも お話が聞けると思ってた。
仕事がしんどいって泣き言も
ニコニコしながら聞いてくださった。
作る事の楽しさを、えんえん語っていた
あの素敵な大先輩が
あそこに行っても会えないなんて・・・
お店は閉められるそうです。
息子さんも、まだ学生さん。
後を継げる人がいないとの事。
『 そのふ 』
不思議な名前の宝石やさん。
一生、忘れません。
いただいた丸いきれいな琥珀。
「お金持ちになったら指輪にしてね♪」って頼んでたのに・・・
いつかきっと、素敵な指輪にしますね。
ありがとう。
ありがとう・・・。
ご冥福をお祈りします。
合掌・・・
* * *